オーバーヒート
ドラマや映画でボンネットから白い煙が!!なんて映像をたまに目にしますよね?
これはドラマや映画の世界だけの話では無く、夏場になり外気の温度が上昇すると誰しも体験しうる故障の一つです。
オーバーヒートは軽度から重度と段階が分かれており、早期発見による修理で簡単な修理で終わるものも、発見が遅れたり症状をほおって置くと修理が出来ず廃車になる事も有るので注意が必要です。
オーバーヒートの症状
水温系が上昇
典型的なオーバーヒートの症状の一つが水温の上昇で、原因はいろいろ考えられますが、主に渋滞や急な坂道の走行でラジエターに風が当たらずエンジンの冷却効果が下がった時や、メンテナンス不足による冷却水の減少でエンジンを冷却できない場合に起こります。
水温が急激に上昇した場合は、直ちにクルマを停めてエンジンを冷やす必要があります。
エンジンの回転が安定しない
オーバーヒート状態になるとエンジンが高温になり、エンジン自体が熱で歪みエンジン内のパーツが円滑に動かず、アイドリングが安定しない事があります。
アクセルを踏んでいないとエンジンが止まってしまう
オーバーヒートを修理せず放置してしまうと、エンジンの歪みが酷くなりガスケットがも歪み、エンジンの爆発に必要な圧力をエンジン内部に保てない状況になり、アイドリングする事ができなくなります。
この症状が酷くなると、アイドリングはおろか、エンジンを始動する事も出来なくなります。
エンジンの回転にあわせて「カリカリ」「コンコン」と音がする
エンジンの歪みやガスケットの破損でエンジン内から聞き慣れない音がする場合があります、こう言った場合は直ちにクルマを止めロードサービスに連絡をしましょう。
オーバーヒートは初期段階で発見し修理を行えば軽い修理で直る事も有りますが、ガスケットが抜けてしまったり、エンジンが歪んでしまうと大掛かりな修理になったり、場合によっては修理できない場合があります。
愛車に疑わしい点が出てきたら、まずはディーラーや最寄の修理工場に相談してみましょう。
対策と日頃の注意点
水温計をチェックする
日々の走行中のこまめな水温チェックは、オーバーヒート予防に大きく役立ちます。
普段、スピードメーターやタコメーターはまめにチェックされていると思いますが水温計はあまりチェックされていないのでは無いでしょうか?
オーバーヒートの初期症状はなんと言っても水温上昇です。
まめな水温計のチェックを心がけましょう。
冷却水をチェックする
冷却水の量をチェックするのも重要なポイントです。
永年使用している車両では、冷却水を送るホースに亀裂が入ったり、冷却水の蒸発で冷却水が減少する事があります。
夏前に、一度冷却水のチェックをしてみては?
エンジンオイルをチェックする
エンジンオイルの減少、汚れによりオーバーヒートが起こる事も有ります。
エンジンオイルから来るトラブルは数多く有りますので、定期的なチェックを心がけましょう。
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